マスクによるお肌のトラブル!その原因とは?

日常生活に欠かせないものとなったマスクですが、長期に渡るマスク生活によりお肌にトラブルが起きてしまう方も多いようです。 マスクをすると、なぜ肌荒れをしてしまうのでしょうか?

摩擦による刺激

マスク肌荒れの原因のひとつは、摩擦による刺激です。私たちの皮膚は「角質層」に覆われ、外部からの刺激に守られていますが、頻繁なマスクのつけ外しやズレを直したりすることで角質が少しずつ削られてしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が低下すると肌の水分も蒸発してしまうため、外部からの刺激を大きく受けてしまうのです。さらにマスクを長時間つけることにより、かぶれや痒みを引き起こすという悪循環が生まれます。

特に敏感肌の場合には、マスクの素材に多くの農薬や化学薬品が使われていると、アレルギーや、刺激性接触性皮膚炎などの原因になってしまうのです。 マスクを選ぶときには、素材的にも肌あたりの良い、刺激の少ないものを選んでお肌のダメージを軽減させることが大切です。

  • 接触皮膚炎(せっしょくひふえん)
    • 特定の物質に直接触れることで皮膚に炎症が起きる病気です。発疹は非常にかゆく、特定の部位に限定され、しばしば境界がはっきりしています。 物質により皮膚の炎症が引き起こされる仕組みは、以下の2つのうちいずれかです。
  1. 刺激(刺激性接触皮膚炎)
  2. アレルギー反応(アレルギー性接触皮膚炎)
  • 刺激性接触皮膚炎
    • このタイプの皮膚炎は接触皮膚炎の全体の80%を占め、化学物質により皮膚が直接損傷されることで生じます。刺激性接触皮膚炎ではかゆみよりも痛みがみられます。
  • アレルギー性接触皮膚炎
    • このタイプの皮膚炎は、皮膚に触れた物質に対して免疫系が反応を起こすことで発生します。皮膚が問題の物質に最初に触れると、その物質に対して敏感になります。

MSDマニュアル家庭版より参照

マスクを外した時の乾燥

 マスクをつけている時はマスク内の湿度が高いため、お肌は潤っているような気がしますが、マスクを外した時にはマスク内の水分が蒸発すると同時に、お肌の角質の水分も奪い一気に乾燥状態に。乾燥が進むとお肌のバリア機能を失い、乾燥肌や敏感肌となり、刺激の受けやすい状態になってしまいます。吸湿性、防湿性に優れた手紡ぎオーガニックコットンは、マスク内の温度と湿度をコントロールしてマスクを外した時の乾燥を防ぎます。